株式会社かならぼ様
導入事例

中国市場導入期から支援を実施-人気ブランドへ成長

株式会社かならぼ

代表取締役社長 和田 佳奈 様
【業種】化粧品メーカー
【課題】「Fujiko」ブランドの中国展開をしてみたいけどブランド毀損が 心配。スモールスタートで大切にブランドを育てていきたかった。
2023年5月FindJapan㈱本社にて撮影
左:㈱かならぼ 和田社長 右:FindJapan㈱ 西山社長
導入の背景 中国展開をしたいと思っていたがブランド毀損が不安
導入の決め手 ブランドの理解とスモールスタートで中国展開が可能だった
導入後の効果 インバウンド需要もあって商品が欠品するほどの成果をあげることに成功

・導入の背景
中国展開をしたいと思っていたがブランド毀損が不安

もともとの思いとしては、「Fujiko」を海外でも展開したいと思っていました。実際に輸出販売もしていたのですが、やみくもに海外展開するとブランド・コントロールが難しくなるという側面もあります。特に中国市場に関しては、模倣品や、不正流通による値崩れなどの懸念もあったので、ブランド保護の観点から手控えていました。唯一、タイやロサンゼルスなど限定的な海外展開で様子を見ていました。

・導入の決め手
ブランドの理解とスモールスタートで中国展開が可能だった

とあるご縁でFind Japanさんから中国市場への進出についてレクチャーを受けました。それが2017年の4月頃だったと思います。当社としては、商品流通をきちんと把握できるような展開をすることで、ブランドイメージを損なわずに成長させていくことを志向したのですが、その点をFind Japanさんにしっかりと理解していただき、納得感のある提案をいただけました。正直不安はありましたが、最初から大掛かりな展開をするのではなく、スモールスタートできることにも魅力を感じて、とにかくやってみよう、ということになったのです。1ヶ月程度の準備期間を経て、2017年5月には取り組みをスタートさせました。
Fujiko天猫旗艦店

・導入後の効果
インバウンド需要もあって欠品するほどの成果をあげることに成功

取り組みの初期段階は、認知拡大のために中国人消費者に商品をサンプリングしてSNSに投稿を増やすことから開始しました。インバウンド需要も後押しに徐々に認知が拡大していきました。ある程度口コミが増えた段階でKOL配信を実施しこのタイミングで中国での販売チャネル整備も行いました。
実は、ローンチしてから半年ほどで「フジコポンポンパウダー」を欠品させてしまいました。そもそもの生産計画をはるかに凌駕する売れ行きで生産が追いつかず、国内流通分が欠品する事態になってしまったのです。その後は調整出荷という形でなんとかしのいだのですが、この時、ある意味での成功を確信しました。
その後、日本国内のインバウンド強化店舗への配荷も進み安定的な売上をあげるまで成長できました。現在ではアリババが提供する天猫国際にブランド旗艦店を開設し「フジコポンポンパウダー」以外の商品も中国展開しています。ヘアケアカテゴリーでは天猫国際ランキングTOP10に入るまでの成長を遂げています。

・今後期待すること
目指すのは「Fujiko」ブランドの深化

「フジコポンポンパウダー」が爆発的に売れていること自体は、とても嬉しいことですが、それをゴールとは考えていません。私たちが重視しているのは、一つの商品の売上がどれだけ上がるか、ということではなく、あくまでも「Fujiko」ブランドそのものをどう市場に浸透させていくか、ということです。その場・その時の売り上げ以上に、ブランドそのものをどう育成していくか、ということを突き詰めて、その結果として「Fujiko」が世界中に浸透し、認知が深化していくような取り組みをしていきたいと思っています。

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